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【クイーンS】アルジーヌ母子制覇だ!受け継いだ千八適性、陣営「調整も全て合格点」

スポニチ
  • 2024年07月24日(水) 05時16分
 北の大地で血が騒ぐ。アルジーヌは14年クイーンSを制したキャトルフィーユに続く母子制覇を狙う。先週日曜に函館に到着。火曜朝はフラットワーク、Wコースを1周半流した後、パドックでスクーリングを行った。松岡助手は「輸送もトラブルなく来られたし、フレッシュでいい感じ。今朝の調整も全て合格点ですね」と満足げに報告する。

 昨夏も函館に滞在して当地の遊楽部特別1着→かもめ島特別2着と連続で好走した。「洋芝自体は問題なさそう。血統もありますからね。こっちの方が穏やかで静かですし、(札幌までの輸送へ)ワンクッション置けるのもいいと思います」と滞在効果を口にする。

 小倉に遠征した前走の博多Sを差し切り、オープン入り。24キロの馬体増は成長分もあった。「まだ成長していくと思いますが体の芯が入ってきましたし、ようやく本格化してきましたね」。南から北へ、2走で日本を縦断するが「カイバも食べてくれて成長を感じますね。馬体(前走462キロ)は460キロを切るぐらいで、そこまで減っていない」と目を細める。

 母キャトルフィーユは芝1800メートル戦の重賞で【1・2・0・4】の成績、10年前のクイーンSは1分45秒7のコースレコードで制した。娘は今回が初めての重賞挑戦となるが、この距離は【3・1・0・0】と全て連対。母譲りの適性を受け継いでいる。同助手も「小回りの千八は得意な条件ですから」と期待十分に送り出す。母が重賞初Vを飾った思い出のレースで素質が花開く。

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