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アイビスSD・G3」(28日、新潟)
チェイスザドリームは24日、栗東坂路で最終追い。終始馬なりだったが、推進力のある伸びやかな動きで登坂し、4F53秒7-38秒3-12秒5を計時した。荒木助手は「暑いし輸送もあるので、体力を温存できるくらいで。操作性が上がっていますね。昔はすごい引っ掛かる馬でしたが、上手に走れていた」と上々の手応えを口にした。
前走はキャリア18戦目にして、初めての芝挑戦となった韋駄天Sを完勝。抜群のスピードで好発を決め、2番手で運ぶとグングン脚を伸ばし、余力十分に先頭で駆け抜けた。同助手は「もともと芝が駄目という感じではありませんでした。芝スタートの時の方が良かったですしね。坂路での時計もすごいし、千直ならこの馬のスピードが生きるんじゃないかなと思った」と芝千直参戦への経緯を説明。一発回答で結果を出してみせた。
スピード自慢が集まった一戦となるが、「持っているスピードは本当に素晴らしいし、メンタル面が成長して、しまいがフワッとなるところも解消されてきた。自分の形ができると強い」と同助手は胸を張る。突如現れた“駿足娘”が2連勝で重賞タイトルをゲットしてみせる。
提供:デイリースポーツ