24日、北海道新ひだか町静内の北海道市場でサラブレッド1歳の選抜市場「セレクションセール」の3日目が行われた。この日は173頭が上場され、128頭(牡81頭、牝47頭)が売却。73.99%の売却率で、総額15億7410万円(税抜き、以下同)を売り上げた。
この日の最高落札価格馬となったのは新ひだか町のグランド牧場生産「
サンジョアンの2023」(牡、父
ルヴァンスレーヴ)。15年
チャンピオンズCをはじめ重賞6勝を挙げた
サンビスタの孫にあたる血統で、「テイエム」の冠名でおなじみの竹園正継氏が5200万円で落札した。
高額2位は新ひだか町のチャンピオンズ
ファーム生産「
アスールプラージャの2023」(牡、父
キタサンブラック)。
母アスールプラージャはホッカイドウ競馬、南関東公営競馬で合計12勝をあげ、その母系は
アドマイヤムーンや
エフフォーリア、
ヒシアマゾンなどを輩出したケイティーズにさかのぼる。(株)ザ・ゴールドが3600万円で落札した。
この日でセレクションセールは全日程を終了。3日間で484頭の上場で、412頭(牡290頭、牝122頭)が落札。85.12%の売却率で総額71億9760万円を売り上げた。
古川組合長は「開催日数が増え、上場頭数が大幅に増えたことで昨年より売却率は落としてしまったが、たくさんの方に来場いただき、昨年以上の頭数をご購入いただいた。感謝したいし、活躍を期待したい」とコメントした。