今週の日曜日は、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ(GIII・芝1000m)が行われます。

　過去10年のアイビスSDでは前走5番人気以内の馬が5勝2着8回3着3回。前走6番人気以下が4勝2着2回3着7回となっており、前走で人気薄だった馬でもチャンスのある一戦と言えます(15年優勝のベルカントは前走取り消し)。

　しかし、三連単20万超えと波乱の結果が続いている近3年を見ると、前走5番人気以内の馬は2着2回3着1回。対して、前走で6番人気以下だった馬は3勝2着1回3着2回となっています。

　近年は少し前走人気の傾向が変わってきている印象ですので、今年も前走が人気薄だからと言ってむやみに評価を落とすのは危険かもしれません。直線競馬での実績や枠順などを考慮し、柔軟に対応するのが的中に近づく術と言えるかもしれません。

「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。

　昨年のアイビスSDでは【残った馬】の9番人気オールアットワンスが優勝し、2着に6番人気トキメキが入線。馬連125.7倍、馬単277.9倍と高配当を演出しています。また、先週の中京記念では【残った馬】のアルナシームが5番人気で優勝しています。

　今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください！ ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走15番人気以下
[0-0-0-17]複勝率0%
該当馬：ハギノメーテル、メディーヴァル、モズメイメイ、リプレーザ
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

　上位人気が予想されるモズメイメイが該当しました。

　近年は人気薄の活躍が目立つ一戦ですが、前走で15番人気以下だった馬には好走例がありません。前走で極端に人気薄であるのはそれ以前の成績から評価できる点がない馬と言えます。

　モズメイメイも前走を迎えるまでに二桁着順を続けており、近況に評価できる点はありませんでした。前走こそ3着に好走していますが、上位2頭以外で掲示板に載ったのは本馬を含め人気薄の差し馬だった事を考えると展開に恵まれた印象ですし、完全に復調したとは言い切れません。

　また、モズメイメイは今回が初めての直線競馬となり適性は未知数。本馬の父リアルインパクトの産駒は直線競馬で苦戦しており、これまでに勝ち馬はゼロ。複勝回収率も低くなっていますので、血統面からすると直線競馬への適性に疑問が残ります。

　不安を抱えているにもかかわらず上位人気が有力で配当妙味も薄いとなると手を出しづらい印象ですし、ここは本馬の評価を落として他の馬から入る事も一考したいところです。

　はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『パーフェクト消去法』を是非お役立てください。