兵庫のファンに愛されたジンギ(牡8歳、
橋本忠明厩舎)の引退式が25日、
園田競馬場で行われ、最後の姿をファンの前で披露した。
2018年12月、園田のデビュー戦で、2着馬に0秒9差をつけ圧勝。その後は36戦19勝で、重賞も兵庫大賞典、
六甲盃、
園田金盃など11勝を挙げた。20、21年には兵庫競馬の
年度代表馬にも輝き、兵庫歴代1位となる総獲得賞金2億1253万2000円を稼いだ兵庫生え抜きのスーパーホース。最終レース終了後にウイナーズサークルで行われた引退式には、最後の雄姿を見ようと大勢のファンが集まった。
現役最後のレースとなった6月6日の
六甲盃(1870メートル)は12頭立ての10着に敗れ、管理する
橋本忠明師が引退を発表していた。引退式を終え「これまでたくさんの応援をいただきありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
引退後は乗馬になる予定。主戦を努めた
田中学騎手は「自分を成長させてくれた馬。ゆっくりと乗馬クラブで過ごしてほしい。西脇からも近いのでまた会いに行きたい」と再会を楽しみにしていた。
提供:デイリースポーツ