3頭出しの森秀厩舎は
ジャスパークローネと
ディヴィナシオンが木曜追い。両馬とも開門直後の坂路を単走で駆け上がった。
ジャスパークローネは団野を背に我慢の利いた走り。4F55秒7〜1F12秒8と全体時計は抑えた。清水亮助手は「馬なりで時計は求めず、鞍上に感触をつかんでもらった。仕上がり途上だった前走より状態は良くなっている」と良化を強調した。
前走の
北九州記念はスタート前にゲートの前扉に接触して痛恨の出遅れ。持ち前のスピードを発揮できず16着。連覇はならなかった。「完全にタイミングですね。ゲートを出なかった時点で競馬にならず。運が悪かったです」と振り返る。
新潟の千直は不良馬場で行われた昨年5月の
駿風Sで逃げ切り。大外8枠16番からスピードの違いで逃げ切った。「結果が出ているので、コース自体に不安はない」と舞台を歓迎した。五分のスタートさえ決まれば、二の脚の速さは現役ス
プリンターでトップクラス。重賞2勝の快速馬が反撃へ闘志を燃やしている。
スポニチ