「
アイビスSD・G3」(28日、新潟)
昨年のサ
マースプリントシリーズの覇者
ジャスパークローネが巻き返しを狙う。25日の最終追いは団野を背に栗東坂路で単走追い。時計は馬なりで4F55秒7-40秒4-12秒8と控えめながら軽快なフットワークを披露。清水亮助手は「1回使っているので、これくらいでいいかな。ジョッキーに感触を確かめてもらいました。状態は確実に上向いていますね」と抜群の手応えを口にした。
前走の
北九州記念(16着)は発馬で決まった。「タイミングが合いませんでした。ゲートが全ての馬なので」と同助手。昨年の
CBC賞、
北九州記念は持ち前の“逃げ”で他馬を圧倒。G1初挑戦となった
スプリンターズSでも果敢にハナを切り、0秒4差の4着とG1でも引けを取らないスピードを見せた。その後は海外を転戦。世界の強豪と渡り合い、勝利はならなかったが経験を積み重ねてきた。
3勝クラスを勝利したのも新潟千直だった。「経験しているのでコース自体に不安はありません。馬場が悪くなってもいろいろな馬場を走ってきましたし、頼もしい限りです」とうなずく。いざ、3つ目のタイトル奪取へ。重賞ウイナーの威厳を見せ、先頭でさっそうと駆け抜けてみせる。
提供:デイリースポーツ