10日にJRA職員との結婚を“電撃発表”した藤田菜七子騎手(26)=美浦・根本=が
アイビスSDで結婚発表後初となる重賞にチャレンジする。
結婚後も現役続行を宣言。「生活自体は何も変わりませんが、たくさんの方々に『おめでとう』と言ってもらえてうれしかったです」と菜七子。結婚発表を機に、さらなる
ステップアップのチャンスを得て「より一層、頑張りたい気持ちがあります。重賞でも、しっかりといい競馬ができるように頑張りたい」と全力プレーを誓う。
コンビを組む
マウンテンムスメは5月の韋駄天Sで初騎乗。14番人気の低評価を覆して2着に粘り込んだ。「ゲートの速い馬で、楽にあの位置を取れました。勝つことはできませんでしたが、いい競馬ができたと思います」。特徴をつかんだ今回は重賞でのVシーンがイメージできている。
6歳牝馬。
アイビスSDは3月に解散した中野栄治厩舎在籍時の22年に8着、23年12着。心機一転、天間厩舎で好発進を決めたパートナーとともにタイトル奪取といきたい。重賞でメンバーが強化される上、別定戦で斤量も増えるが、菜七子は「その中でも速い馬だと思っている」と信頼。「ゲートはしっかりと出して行きたいですし、前走のように出して行って外ラチ沿いを通れれば」。“電撃の5F”を一気に駆け抜け、19年カペラS以来5年ぶりとなるJRA重賞Vで自らを祝福したいところだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ