昨年の最優秀2歳牝馬のアスコリピチェーノの半姉となるアスコルティアーモ(牝4、美浦・林徹厩舎)が、土曜新潟7Rの関越ステークス(3歳上・オープン・芝1800m)で3連勝を狙う。

　アスコルティアーモは父キタサンブラック、母アスコルティ、母の父Danehill Dancerの血統。母はJRAで2勝。半妹のアスコリピチェーノは昨年の阪神JFの覇者。今年の桜花賞とNHKマイルCは2着だった。そして祖母のリッスンは07年の英G1フィリーズマイル、叔母のタッチングスピーチは15年のローズSの勝ち馬で、叔父のサトノルークスは19年の菊花賞の2着馬。母系を遡れば08年の英2000ギニーなどG1を4勝したヘンリーザナビゲーター(Henrythenavigator)、13年のBCターフなどG1を2勝のマジシャン(Magician)など、多くの活躍馬が出ている。

　ここまで7戦4勝。3戦目から未勝利、1勝クラスと連勝。続くアーモンドアイメモリアルは3着だったが、4歳を迎えて完全に軌道に乗った。休み明けの2勝クラスを快勝すると、前走のセンテニアル・パークSも番手から押し切って連勝。一気にオープンへと駆け上がってきた。

　今回がオープン初挑戦だが、全4勝を挙げる得意の1800mとあって、期待は高まるばかり。ここの結果次第では、妹との直接対決も現実味を帯びてくるだけに、目が離せない一戦となる。