確勝を期す新潟遠征だ。一昨年の牝馬2冠を制したスターズオンアースの半弟となるダノンブランニュー(牡2、栗東・福永祐一厩舎)が、日曜新潟1Rの2歳未勝利(芝1400m)で初勝利を狙う。

　ダノンブランニューは父ミッキーアイル、母サザンスターズ、母の父Smart Strikeの血統。半姉のスターズオンアースは22年の桜花賞とオークスの覇者。そして祖母のスタセリタは09年の仏オークスなどGIを6勝した名牝。さらに叔母のソウルスターリングも16年の阪神JFと17年のオークスを制している。この血統が評価されて、22年のセレクトセール当歳で1億4000万円(税抜)の高値となった。

　6月の新馬(東京芝1400m)はプリティディーヴァにクビ差届かずの2着だったが、上がり3Fはメンバー中最速の34秒4。「さすが良血馬」と思わせる走りではあった。リフレッシュを挟んで迎える今回、鞍上は引き続き戸崎圭太騎手。その素質を考えると、結果はもちろん、内容も求められる一戦となる。