新潟9Rの第26回
新潟ジャンプステークス(障害3歳以上J・GIII・芝3250m)は2番人気
ホッコーメヴィウス(
小牧加矢太騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分32秒3(良)。半馬身差の2着に1番人気
サクセッション、さらに半馬身差の3着に4番人気
パトリックが入った。
ホッコーメヴィウスは栗東・
清水久詞厩舎の8歳セン馬で、
父ダイワメジャー、
母ホッコーメモリー(母の
父ダンシングブレーヴ)。通算成績は45戦7勝。
レース後のコメント
1着
ホッコーメヴィウス(
小牧加矢太騎手)
「今日も重賞だ、重賞だ、とは思わず、馬の最大限の力を発揮しようと、僕の仕事をしようと心がけていました。道中は冷静にいけましたし、僕なりに思い通り乗れていたと思いますが、やっぱり
ホッコーメヴィウスは強いです。馬に勝たせてもらった感じです。楽にハナへ行けたら行こうと思っていて、馬のリズムは乱さずに、馬のペースで行った結果、逃げ切りになったと思います。(後ろからは)少頭数の足音しか聞こえなくて、迫力のある足音ではなかったので、4コーナーも早めに動くのではなく、馬のリズムを大切にして、手応えがありました。
(コンビを組むのは)初めてでしたが、自信を持たせてくれる馬ですね。馬には余裕がありましたが、僕には余裕がなかったです。調教から跨らせていただき、引っかかると聞いていたのですが、折り合い良く運べて、担当の方も折り合い過ぎているのかと思うほど
リラックスしていました。合う、合わないでいえば合っていたと思います。
(父・
小牧太騎手の地方移籍で発奮したか、と聞かれて)あったと言った方が面白いですが、全くなく、父は新しい挑戦をするということで、応援だけはしているのですが、触発されたわけではなく、馬の力で勝たせてもらいました。
初めての夕方開催、朝から残ってくださってるお客さんや、午後の開催を見に来てくれているお客さん、ありがとうございます。このシステムを(今後)どうするのかはわかりませんが、馬は暑いのがダメなので、暑くなくて楽だったのかなと思います。僕もまだまだ、今年頑張りますので、応援よろしくお願いします」
(
清水久詞調教師)
「大した馬です。頑張ってくれました。絡んでくる馬もなくマイペースで行けました。このような脚質の馬は目標になってしまい難しいものですが、年齢の衰えもなく体のハリもあります。暮れの大きいところへ向かうかどうかはオーナーと相談してからです。
小牧加矢太騎手が初重賞勝ちとなりましたが、
黒岩悠騎手もこの馬で重賞を始めて勝ちましたね」
2着
サクセッション(
石神深一騎手)
「スタートして勝負どころまではリズム重視で行こうと思っていました。飛越はノーミスでした。今日ぐらい気をつけて飛べば中山でも東京でもやれると思います」
3着
パトリック(
森一馬騎手)
「今までのレースの良いところを取り入れたレースをすることができました。前2頭は重賞勝ち馬でしたがあと一歩でした。暑い時期は得意ではないと聞いていましたが頑張ってくれました」
4着
リレーションシップ(
高田潤騎手)
「1回使われて状態はすごく良く、しっかりと仕上がっていました。スタートして3つ目の障害での飛越が近すぎてしまい下がってしまいましたが、前が止まらない馬場で3コーナーから長く脚を使ってくれました。目途が立つ競馬ができました」
5着
ニューツーリズム(
伴啓太騎手)
「理想どおりのレースでしたが、意外と切れ味勝負になりました。スタミナ比べになった方がいいかもしれません。最後もバタバタにはなっていませんが、現状では展開の助けなどがあればという感じです」
7着
ウインチェレステ(
金子光希騎手)
「馬の後ろで我慢することを覚えてくれて、おとなしく良い流れで行けました。3コーナーまではやれるなと思いましたが、飛びが上手くなりすぎて勢いがついてしまいました。良くも悪くも難しい馬ですが、内容は上がっています」
ラジオNIKKEI