「
アイビスSD・G3」(28日、新潟)
新潟の千直で完全復活を遂げた。国内唯一の直線重賞を制したのは、3番人気の
モズメイメイ。道中は中団馬群の中でレースを進め、残り400メートル過ぎから徐々にエンジンを点火。先に抜け出して押し切りを図った
ウイングレイテストをゴール直前できっちり差し切った。
昨年5月の葵S制覇後、6戦連続で2桁着順と絶不調に陥った。しかし、前走の
北九州記念で久々に国分恭とコンビを組むと、小差3着と一変。復活の兆しを見せた。そして上り調子で迎えた今回の一戦。「外ラチ沿いを確保したかった」という鞍上の思惑通りには進まなかったものの、馬場の真ん中を力強く伸びてラ
イバルをねじ伏せた。
モズメイメイにとっては
チューリップ賞、葵Sに続く重賞3勝目。そして、鞍上の国分恭にとっては22年
京都記念(
アフリカンゴールド)以来、4度目の重賞美酒に。「最後、他の馬が止まった時にひと伸びしてくれた。馬の力に感謝です」と喜んだ。
提供:デイリースポーツ