◆第72回クイーンS・G3(7月28日、札幌・芝1800メートル、稍重)

　3歳以上の牝馬による重賞は14頭によって争われ、丹内祐次騎手が騎乗した単勝5番人気のコガネノソラ(牝3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎、父ゴールドシップ)が制した。先団を見る5、6番手の外目につけると、勝負どころの3コーナー過ぎから進出。直線はゴール寸前で前をとらえ、後続の追い上げもぎりぎりしのぎきった。前走のオークス12着から巻き返し、重賞初制覇を果たした。同レースが3歳以上の競走となった2000年以降、3歳馬による制覇は昨年のドゥーラに続く2年連続7頭目。

　2着に2番人気のボンドガール(武豊騎手)、3着は7番人気のアルジーヌ(藤岡佑介騎手)が入った。後方からレースを進めたドゥアイズは外を回して直線は脚を伸ばし、大混戦の3着争いに絡んだが4着。勝ち時計は1分47秒4。

　鮫島克駿騎手(ドゥアイズ＝4着)「状態はすごく良かったです。インがいい馬場なので(外枠から)どうリカバリーしようかなと。思ったより勝ったコガネノソラの手応えが良くて、それに着いていく形を選びました。1、2コーナーはインに入れてロスなく回れたので、3、4コーナーは多少外を回っても早めに吹かしていこうと思いました。直線で逆手前になったのがもったいなかったです。差のないところまで頑張ってくれました」

スポーツ報知