佐賀競馬の「スポニチ杯第26回吉野ケ里記念」が28日、第8Rで争われ、1番人気のテイエムフェロー(牡5)がスピードを発揮し、重賞3連勝を成し遂げた。2着には同じ平山宏秀厩舎のテイエムフォンテ、3着にはゴール前浮上したマイネルデステリョが入った。

　管理する平山師は「予定通りの走りができた」と振り返った通り、持ち味をフルに発揮した走りを見せた。

　スタート直後はモーモーレッド、アビエルトと3頭併走での先行争い。2角手前あたりであっさりと抜け出して先手を取ると、あとは快調に加速していった。2番手に終始3馬身以上の差をつけて後続を完封。テイエムフェローの強さばかりが目立つ見事な走りだった。

　「返し馬から帰ってきたところで飛田(愛斗)騎手が手応えがあると言っていた。飛田騎手は馬の状態に合わせてうまく走ってくれた」と目を細めた平山師。

　次なるターゲットは来月29日のサマーチャンピオン(Jpn3)になる。晩夏の大一番に向けては「佐賀代表として恥ずかしくない走りができれば」と意気込んだ師。今の充実ぶりなら、一気に頂点へと上り詰めてくれそうだ。

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