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クイーンS・G3」(28日、札幌)
オークスで12着に大敗した
コガネノソラが、丹内との初コンビでうれしい重賞初制覇。これまで全3勝を挙げている得意の芝1800メートルで見事に巻き返してみせた。
初コンビでも迷いはなかった。五分のスタートから道中は中団の外を追走し、3コーナーあたりから進出。「多少は外を回っても51キロなので大丈夫というのもあったし、手応えもあったのであとはどこから動いていくか」。冷静な判断で進路を取り、ゴール前の接戦もきっちり制した鞍上は「攻め馬もずっと乗っていて、いい脚を使っていました。この馬のことは把握していたので自信を持って仕掛けていきました」と胸を張った。
丹内にとっては4年ぶりの斤量51キロ。厳しい減量を乗り越え、このレースに臨んでいた。「3週間かけて逆算して長期でやってきました。たくさんレースに乗るので水抜きはしたくなくて食事でやりました。今回は完璧な状態でした」と笑みを浮かべ、菊沢師も「丹内君にお任せしていましたけど完璧ですよね。51キロですし、ジョッキーも一生懸命努力してくれました」とねぎらった。
今後へ向けて指揮官は「牧場に返してリフレッシュさせて、秋に向けて戻していきたいと思います」とうなずき、
秋華賞について問われると「恐らくそうなると思います」と大一番を見据えた。最後の1冠へ-。飛躍の秋に向けて、新たな
ヒロイン候補が突き進む。
提供:デイリースポーツ