先週から始まった4日間の2回新潟。4レースあった新馬戦だが、芝1400mを
ジャスパーディビネ(栗東・
森秀行厩舎)、ダート1200mを
エコロアゼル(栗東・
森秀行厩舎)、芝1800mを
ディアナザール(栗東・
斉藤崇史厩舎)、芝1600mを
プロクレイア(栗東・
小林真也厩舎)、とすべての新馬戦で栗東所属馬が勝利した。果たして今週はどのような結果になるだろうか。
今週の注目馬は血統的にもセリ価格的にも、下記で紹介した
ジェゼロ(栗東・
須貝尚介厩舎)。新種牡馬
サートゥルナーリアの初年度産駒であり、2022年セレクトセール当歳にて、3億円で落札された超高額取引馬。追い切りでの動きも目立っており、どんな走りを見せてくれるか楽しみ。
【8月3日(土) 新潟ダート1800m】
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レイナデアルシーラ(牝、父
ナダル、
母アンデスクイーン、栗東・
西園正都厩舎)
半姉
アンデスビエント(父
ドレフォン)は同厩舎で管理され、今年の
関東オークスでは2着に7馬身差をつけて完勝。
母アンデスクイーンも同厩舎で管理され、
エンプレス杯などダート交流重賞で3勝を挙げている。
4月19日に栗東でゲート試験を合格した後、牧場に戻って調整。7月に栗東へ再入厩して、坂路での追い切りを順調に消化。7月17日の坂路では新馬と併せて先着、4F52.2秒をマークしており、スピードのあるところを見せている。なお、鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
【8月4日(日) 新潟芝1600m(牝)】
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サリーチェ(牝、父
ドゥラメンテ、
母サロミナ、栗東・
池添学厩舎)
半姉に同厩舎で管理され、2020年
府中牝馬Sで重賞を制した
サラキア(
父ディープインパクト)、2019年
朝日杯FSでGIを制した
サリオス(
父ハーツクライ)がいる。
本馬は4月4日にノーザン
ファームしがらきから栗東へ入厩。ゲート試験合格後に一旦牧場に戻って調整し、7月10日に再入厩。7月24日のCW追い切りでは3頭併せを最後方から追走して遅れはしたものの、手応えにはまだ余裕があった。時計は6F84.4秒、3F37.5秒、1F11.6秒とそこまで速くなかったものの、このひと追いでもっと数字を詰めた動きができるはずだ。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
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ウィルサヴァイブ(牝、父
アルアイン、
母クラシックリディア、栗東・
須貝尚介厩舎)
2022年セレクトセール当歳にて、4000万円で落札された
アルアイン産駒。祖母に2008年
マイルCSでGIを制した
ブルーメンブラット(
父アドマイヤベガ)がいる血統。
本馬は5月9日にノーザン
ファームしがらきから栗東へ入厩。5月16日にゲート試験を合格した後、坂路で軽く追い切りを消化した後、牧場へ戻って再調整。7月10日に栗東へ再入厩して、坂路とCWを併用して、順調に追い切りを消化。7月24日のCWでは新馬との併せ馬に遅れてしまったが、6F82.7秒、3F36.6秒なら決して悪い内容ではない。鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
【8月4日(日) 新潟芝1800m】
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ジェゼロ(牡、父
サートゥルナーリア、
母ラルケット、栗東・
須貝尚介厩舎)
半兄に2018年
マイルCSでGIを制した
ステルヴィオ(父
ロードカナロア)、2023年
NHKマイルC2着の
ウンブライル(父
ロードカナロア)など、マイルGIに実績ある血統。ちなみに同厩舎で管理されている半兄
ラケダイモーンは新潟芝2000mの未勝利戦を勝っている。
本馬は4月10日のノーザン
ファームしがらきから栗東へ入厩して、ゲートに試験合格。その後も栗東に在厩して追い切りを消化していたが、成長を促す意味で牧場へ戻っている。7月2日に栗東へ再入厩してから、順調に追い切りを消化。レースで騎乗予定の
川田将雅騎手が跨った7月25日のCW追い切りでは古馬2勝クラスを追走して楽に先着。6F79.9秒、3F36.5秒、1F11.4秒と時計も文句なし。
(取材・文:井内利彰)