◆第16回
レパードS・G3(8月4日、新潟競馬場・ダート1800メートル)
先週は初の新潟出張。現地で
アイビスSDを始めとするレースを見てきたが、印象的だったのが芝もダートも圧倒的に先行有利だったこと。とにかく、前が止まらない。このレースも過去10年の逃げ馬の成績を調べてみると、【2・3・2・3】で複勝率は7割。先行馬を積極的に狙いたい。
ブルーサン(牡3歳、栗東・川村禎彦、父
モーニン)の前走、
プロキオンSは13番枠から積極的に手綱を押し、主導権を握ったものの、番手を追走した「砂の新怪物候補」
ヤマニンウルスの格好の目標になった。早めの進出に対応できず、ズルズルと後退しての14着大敗だったが、結果的にも差し競馬となる厳しい展開。度外視できる。
そもそも、
プロキオンSに3歳馬で挑戦したのは過去10年で2頭のみ。この時期に早々と古馬重賞に挑戦するのは非常にレアケースだ。古馬の一線級にもまれた「経験」が、再び3歳馬同士となった今回は大きくモノを言うはず。舞台替わりも追い風に一変があってもいい。(山本 武志)
スポーツ報知