「
レパードS・G3」(8月4日、新潟)
巻き返しに向けて態勢は万全だ。デビュー2連勝した
ミッキーファイトにとって壁となったのは1番人気に支持された前走のユニコーンS。2枠4番からスタートし、先行集団の直後へ。抜群の手応えだったが、追いだすタイミングで馬群に包まれ、仕掛けがワンテンポ遅れてしまった。強引に内へ切り込んだが、ブレーキが掛かってスムーズさを欠き、3着までが精いっぱい。田中博師は「枠で持ち味を生かす競馬ができなかった。この着順が能力ではない」と悔しさをにじませた。
25日の1週前追い切りは美浦Wで3頭併せ。前2頭を目標に置いて、3番手から直線はインへ。鞍上が追いだすと、内から力強く伸びて併入でフィニッシュ。時計がややかかる馬場状態だっただけに、6F81秒3-36秒4-11秒0は文句なし。トレーナーも「今までの過程と似たような感じですね。暑いけど、いい追い切りができました。(2歳の)秋ぐらいから体質がそんなに強くないと頭に入れて調整をしてきて、少しずつ成長を感じる」と満足げな表情だ。
今回の舞台は左回りの9F戦。「左回りは少し
バランス的にプラスに働くとは思えないので慎重に調整をしてきました。ただ、左でも
バランス良く走れるようになってきていると思う」と前向きに捉える。今秋の具体的なローテは決まってないが、
ジャパンダートクラシック(10月2日・大井)など適性ある条件のビッグレースは複数ある。勝って賞金を加算し、大舞台に乗り込む構えだ。
提供:デイリースポーツ