一族に11年ぶりのタイトルをもたらすか。UAEダービーで6着だった
バロンドール(牡3、栗東・
松永幹夫厩舎)が、
レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。
バロンドールは父
ニューイヤーズデイ、
母リュミエールドール、母の父
ルーラーシップの血統。祖母の
アルスノヴァは07年の
エリカ賞の勝ち馬。その半弟の
オルフェーヴルは11年の牡馬3冠などGIを6勝し、
凱旋門賞で2年連続2着となった歴史的名馬。同じく半兄の
ドリームジャーニーは06年の
朝日杯FS、09年の
宝塚記念と
有馬記念を制している。
ここまで7戦2勝。重賞初挑戦だった3走前の
ブルーバードCでは、勝った
アンモシエラと同タイムの3着に健闘した。しかし、その後は
ヒヤシンスSが6着、海外初遠征のUAEダービーも6着と苦戦続き。血統や馬っぷりの良さから、もっと走れる印象を受けるので、立て直された今回は巻き返しが期待される。
父の
ニューイヤーズデイにとっては
JRAで初めて、そして一族にとっては13年の
有馬記念の
オルフェーヴル以来となる重賞制覇がかかる一戦。デビュー戦から手綱をとり続ける
横山典弘騎手の手腕にも注目したい。