パリ五輪の柔道女子48キロ級で金メダルを獲得した角田夏実さん、おめでとうございます! 同じ名字として誇らしい。
自分も金メダル級の的中を目指して、日々奮闘中。今回は、7月28日まで出張していた札幌競馬場の芝コースについてお伝えします。1週目は差しも決まるコンディション。新馬戦では2歳レコード(7月21日、
キングスコール・芝1800メートル1分47秒8)も記録した、高速馬場でした。レジェンド・
武豊騎手は「本州とあまり変わらないですよ。芝が短い気がする。イメージを変えながら乗りました」と評価。洋芝のコースとして、本州の競馬場とは違う適性を求められる北海道シリーズらしからぬ開幕週となりました。
施設整備課の沼田洋佑課長にお話をうかがうと「確かに、1週目は短い部分が多かったのかも知れません。長さは例年と変わらない10〜14センチですが、10センチの部分が多かったんだと思います」とのこと。やはり、原因はこの酷暑にあるそうです。「洋芝の生育に適しているのは15度から25度なんですが、今年は雨も少ないし21日は35・3度まで気温が上がるなど、かなりの暑さでしたからね」と、渋い顔。その言葉通り、1週目の天気を振り返ると開幕前から30度超えを連発。最高気温が25度を下回った日は1日もなく、雨も19日に軽く降った程度でした。
一方で、22日から26日までは2日間雨が降り、30度を超えたのも22、23日の2日だけ。芝はよく成長し、2週目は例年と変わらない馬場状態でかなり内前有利となりました。沼田課長も「1週目が特殊だったということだと思います」と説明。ですが、もちろん気は抜けません。昨年は最高気温が36度を記録するなど酷暑の中で、「最後の方はかなりダメージを受けた馬場になってしまいました。その反省を踏まえて、色々と対策を練っております」と言葉に力を込めます。28日には午前中に激しい雨が降り、重馬場での競馬に。洋芝は荒れやすく、3週目以降のコンディション維持は更に難しくなることでしょう。
いずれにせよ、週中の気温や天気は要チェック。前開催の函館はその辺りに恵まれ、最後まで良好なコンディションでした。3週目の週中予報は今のところ気温も低く、雨も適度に降りそう。週末も洋芝巧者を狙うのが良さそうです。(
中央競馬担当・角田 晨)
スポーツ報知