「
レパードS・G3」(8月4日、新潟)
仕切り直しの一戦で、未知の距離に挑む。歩様の乱れが出たため、UAEダービーの出走を取り消した
サトノフェニックスが
レパードSから始動する。1週前追い切りでは和田竜を背に、栗東坂路で4F51秒6-12秒6の好タイムを出した。
西園正師は「思ったよりも前走後の回復が早かったし、順調に来ているよ。和田ジョッキーも『乗りやすくなっている』と言ってくれたし、心身ともに成長している」と4カ月の休養による効果を強調した。
2歳時に制した
ヤマボウシ賞ではのちに
東京ダービーを勝つ
ラムジェットを3着に下している。兵庫
ジュニアGP2着、全日本2歳優駿5着と重賞でも好走歴を持つ。地力を発揮できれば、いきなり好勝負しても驚きはない。
不安があるとすれば、今回が初めてとなる1800メートル。父が
ヘニーヒューズで、厩舎の先輩
タガノビューティーのように短めの距離で活躍する馬が多いが、「引っ掛かる馬ではないし、こなせると思っている。ここでの結果次第で、これからの選択肢も変わってくるからね。いい結果を」と師は勝ち負けを期待する。重賞初制覇を飾り、明るい未来を切り開く。
提供:デイリースポーツ