エルム男が本領発揮となるか。
岩田康誠騎手がサヴァ(牡6、栗東・
上村洋行厩舎)で、自身の記録を更新する
エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)の7年ぶり6勝目を狙う。
岩田康誠騎手はこれまで
エルムSに9回参戦。2回目のチャレンジとなった08年に
フェラーリピサで初制覇。その後、12年と14年の
ローマンレジェンド、15年の
ジェベルムーサ、17年の
ロンドンタウンで5勝を挙げている。これは4勝の
横山典弘騎手を上回り、単独トップの数字となる。
今年のパートナーはサヴァだ。昨春の
マイラーズC(10着)以降は苦戦が続いていたが、
岩田康誠騎手が初騎乗した前走の
大沼Sでガラリ一変。先団インでロスなく運ぶと、直線でジワジワ伸びて差し切った。58kgを背負い、かつ正攻法での勝利だけに、決してフロックではない。
岩田康誠騎手は
JRA重賞を111勝しているが、レース別では
阪神大賞典と
エルムSが5勝で最多となっている。ここで単独トップの6勝目となるか、50歳のベテランの手綱捌きに期待したい。