デビュー10年目で悲願のタイトル奪取となるか。
野中悠太郎騎手が
レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)の
アラレタバシル(牡3、美浦・
根本康広厩舎)で
JRA重賞初制覇を狙う。
野中騎手は15年デビューの27歳。これまで
JRAで4132戦107勝。所属する根本厩舎では
丸山元気騎手の弟弟子、そして藤田菜七子騎手と
長浜鴻緒騎手の兄弟子となる。18年には約半年間のアイルランド遠征を敢行。A.オブライエン厩舎の調教に携わるなど、貴重な経験を積んだ。しかし、
JRA重賞では37回騎乗して、20年の
クイーンCの
セイウンヴィーナス、同じく
ダイヤモンドSの
オセアグレイトの3着が最高着順。惜しくも戴冠には手が届いていない。
レパードSには自厩舎の
アラレタバシルで挑む。これまでダートでは5戦2勝、2着2回の好成績。唯一の着外は前走の
ユニコーンSの6着だが、落鉄があったので参考外。前崩れの展開になれば、重賞でも上位争いする力があるはずだ。
自身はもちろん、再来年に定年を迎える根本調教師にとっても
JRA重賞初制覇がかかる一戦。灼熱の新潟で、最高の思い出をつくってみせる。