「
エルムS・G3」(8月4日、札幌)
久々を感じさせないパワフルな動きだった。ドバイワールドC5着以来の
ドゥラエレーデは31日、函館ダートで単走で追われた。道中はしっかりと折り合い、しまいに気合をつけられると鋭く伸び、5F68秒7-39秒2-11秒8を計時。寺田助手は「先週と同じく、今週も長めからしっかりやって、もっさりしないようにゴール後も促しました。良くなってきたと感じますね」と手応え十分だ。
2歳時に芝の
ホープフルSを制し、ダートでもチャンピオンズCと
東京大賞典でいずれも3着に好走するなど現役屈指の二刀流。同助手は「力強さがありつつ、素軽さもある」と走りを評しつつ、「1日で慣れてしまうぐらい環境の変化にすごく強い」と、国内外のコースを問わずに力を発揮できる理由を説明する。
今回は自身初のG3参戦。秋以降、強豪ひしめくダート路線で再び戦うためにも、久々でも負けられない一戦だ。「先週と比べても沈むような走りになってきています。距離もコースも問わず、レースに行けば一生懸命走ってくれるので」。未勝利戦を勝利した舞台でダート重賞初勝利を果たし、飛躍の秋につなげてみせる。
提供:デイリースポーツ