「
レパードS・G3」(8月4日、新潟)
1番人気に応えられなかったユニコーンSの悔しさを晴らす。3カ月の休養で充電を図った
ミッキーファイトが31日、猛暑もどこ吹く風で、軽快な走りを美浦Wで見せた。
ベジャール(5歳オープン)を3馬身追走すると折り合いもスムーズに、直線は内へ。気合をつけられる相手に対し、馬なりのまま余力十分に6F82秒8-37秒4-11秒6の時計で併入した。
この動きに田中博師は「前走で力みが見られたのでその修正をして、実戦を想定した追い切りで確認ができています」と合格点をつけた。
前走は内枠があだとなり、窮屈な位置取りに。直線も進路があかなかったが、地力で3着は確保した。2走前には、のちに
雲取賞を勝つ
ブルーサンを5馬身ちぎっており、同馬を物差しにすれば世代上位の存在であることは間違いない。
約540キロと雄大な馬格に恵まれたが、中身は完成途上の現状。田中博師は「体質の弱さもあって間隔を取りながらの現状だが、能力は高い」と評価する。2度目の重賞挑戦に「ここを獲りに行く気持ち、全力投球です」と力を込めた。
4つ上の半兄は22年チャンピオンズC覇者
ジュンライトボルト。兄の背を追い、まずは初の重賞タイトルを狙う。
提供:デイリースポーツ