良血馬が待望の復帰戦だ。米2歳女王を母に持つ
コルドンルージュ(牝5、栗東・
斉藤崇史厩舎)が、土曜新潟6Rの
柳都ステークス(3歳上・3勝クラス・ダ1800m)で1年ぶりの実戦を迎える。
コルドンルージュは父
American Pharoah、
母シャンパンルーム、母の
父Broken Vowの血統。父は15年の米3冠馬。母は16年の米G1・BCジュヴェ
ナイルフィリーズを制し、米
最優秀2歳牝馬に選ばれている。ワールドクラスの良血とあって、サンデーサラブレッドクラブでは牝馬としては高額の総額6000万円で募集された。
ここまで9戦3勝。デビューが3歳3月と遅れ、順調に使えなかったこともあって出世が遅れているが、勝った3戦は全て快勝。3勝クラスも4戦して3着2回だから、すでにメドを立てている。今回は昨年の
柳都Sで3着に敗れて以来、ちょうど1年ぶりとなる点がカギだが、得意の逃げに持ち込めれば勝機はあるだろう。
クラブの規約によって、現役生活は長くても来年3月いっぱいまで。残された期間は短いだけに、願わくはここで3勝クラスを卒業し、少しでも早く重賞のステージに駆け上がりたい。