5億円超えの超高額馬として知られる
アドマイヤビルゴ(牡7・栗東・
友道康夫厩舎)が、
札幌日経オープン(3歳上・リステッド・芝2600m)で1年9カ月ぶりの勝利を狙う。
アドマイヤビルゴは
父ディープインパクト、
母イルーシヴウェーヴ、母の父
Elusive Cityの血統。母は09年の仏1000ギニーの覇者。17年のセレクトセール当歳において5億8000万円(税抜)の高値で取り引きされた。これまで20年の
若葉S、
アンドロメダS、22年の
カシオペアSとリステッドを3勝。しかし、昨年以降は5戦して
ケフェウスSの5着が最高着順。それ以外の4戦は2桁着順と苦しい内容が続いている。
鞍上には
武豊騎手。先週の
クイーンSで5年9カ月ぶりに斤量51kgで騎乗し話題になったが、今回は対照的に“斤量60kg”となる。これはデビュー38年目の
武豊騎手にとって、意外にも初の60kg台での騎乗。斤量の面では少々厳しそうだが、全5勝を挙げるコンビの復活はプラス材料だろう。大きなことは言えないが、一つでも上の着順を目指してほしい。