意外も意外だ。西園正厩舎は地方でダート重賞V(7勝)があるものの、中央では未勝利。重賞30勝(芝28勝、障害2勝)を誇る名門が
レパードSに
サトノフェニックスを送り出す。
前走3月UAEダービーは無念の出走取り消し、今回は仕切り直しの一戦となる。西園正師=写真=は「ひと息入れてからしっかり立て直すことができています。若い頃に比べたら乗りやすくなって、競馬もしっかりできるようになった。筋肉の量が付いてきて、力強さが増してきました」と気性面、馬体の成長を実感していた。
プール調整と坂路を併用して入念仕上げ。久々でも不安はない。2歳時には
フォーエバーヤングや、
イーグルノワールといった強豪としのぎを削ってきた。「戦ってきた相手が違うので、ここならやれると思う。フェニックスだけに、“不死鳥”のようによみがえってほしい」と胸を張る。
トレーナーは中央ダート重賞初制覇へ期待がかかる。「(厩舎は)地方で6月に
関東オークスも勝っている。
JRAのダート重賞も勝って箔(はく)を付けたいね」と力を込めた。 (栗林 幸太郎)
スポニチ