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レパードS・G3」(4日、新潟)
出走メンバーで重賞を勝っているのはこの馬だけ。3歳ダート路線の整備によって交流重賞となった
雲取賞(大井、Jpn3)を勝利と、確かな実績を持つ
ブルーサンが巻き返しに燃えている。
前走のプロキオンSでは14着と大敗。古馬初対戦で果敢にハナを奪ったものの、無敗の大器
ヤマニンウルスに早めに競られる厳しい流れとなり、抵抗できずに失速。持ち前の粘りを生かすことができなかった。釘田助手は「相手が強かったこともありますし、ペースそのものも速かった。厳しい条件が重なってしまいましたね」と振り返る。
デビューからここまで12戦。一度も放牧に出されることなく、在厩で調整されてきた。「普段のキャンターではよくハミも掛かるし、無駄なことはしない。それ以上に回復が早いのがこの馬のいいところ」と胸を張る。水曜の栗東坂路では酷暑を苦にすることなく登坂。「出来落ちはないですね。動きは良かった」と釘田助手を納得させた。
秋には新設された「JDクラシック」(10月2日・大井)という大目標もある。「ここを使って秋に備えたいので、何とか頑張ってほしい」。今回は世代限定の戦い。マイペースの逃げに持ち込むことができれば、そう簡単には止まらない。
提供:デイリースポーツ