今年も
木村哲也厩舎の牝馬が主役だ。前走のメイSで2年3カ月ぶりの勝利を手にした
プレサージュリフト(牝5)が、
関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞2勝目を狙う。
プレサージュリフトは父
ハービンジャー、
母シュプリームギフト、母の
父ディープインパクトの血統。母は12年のUHB賞の勝ち馬で、13年の函館ス
プリントSが2着。半姉の
オールアットワンスは21年と23年の
アイビスSD、叔母の
デアレガーロは19年の
京都牝馬Sを制している。
ここまで11戦3勝。3歳時に
クイーンCで重賞初制覇。しかし、牝馬3冠は
桜花賞が11着、
オークスが5着、
秋華賞が9着と結果を残せず。その後はマイル路線を歩み、昨年の
京都金杯と
東京新聞杯で3着になるなど、ワンパンチ足りないレースが続いたが、前走のメイSで2年3カ月ぶりの勝利を手にした。勢いに乗って、今回は重賞にチャレンジ。当然ながら相手は強くなるが、芝が軽く、かつ直線が長い新潟芝1600mは合うイメージなので、好勝負になっていい。
木村厩舎はこれまで延べ7頭が
関屋記念に出走。18年の
プリモシーン、そして昨年の
アヴェラーレと2頭の牝馬が勝利を挙げている。「二度あることは三度ある」ではないが、厩舎にとって2年連続の3勝目、そして
プレサージュリフトにとっては待望の重賞2勝目となることを期待したい。