現役屈指の異端児がタイトル獲得なるか。追い切り本数の少なさで話題を集める
サンライズロナウド(牡5、栗東・
安田翔伍厩舎)が、
関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
サンライズロナウドは父
ハービンジャー、
母ヴァイスハイト、母の
父アドマイヤベガの血統。母は
JRAで2勝止まりだったが、祖母は名繁殖牝馬の
ソニンク。叔父の
ノーザンリバーは芝ダート合わせて重賞6勝、同じく
ランフォルセはダートで重賞4勝。近親には
ロジユニヴァース、
ソングライン、
ディアドラなど、大物がズラリと並ぶ。
ここまで18戦4勝。今年1月の
新春Sを制してオープン入り。その後も
シルクロードSで4着、
阪急杯で3着と、重賞で好勝負を演じている。
安田翔伍厩舎への転厩初戦となった前走の
チェアマンズスプリントプライズは10着に終わったが、海外初遠征だったので致し方なし。ここは巻き返しが期待される一戦となる。
道中で行きたがる走りからも分かるように、とにかく乗り難しいタイプ。調教も簡単ではなく、昨夏以降はCWでのキャンターとプールが中心で、相当な異端児と言えるだろう。陣営の苦労が実り、ここで重賞ウイナーの仲間入りとなるか。レースぶりはもちろん、中間の調整過程から要注目となる。