兵庫県の
園田競馬場で14日から16日まで行われる「お盆シリーズ」の初日から、いよいよ兵庫県騎手会所属として“再デビュー”する
小牧太騎手(56)と、弟弟子にあたる
松本幸祐騎手(43)が5日、勝負服を身にまとって東京都江東区のデイリースポーツを訪れた。
小牧太は7月19日にNAR騎手免許試験に合格したことが発表され、1日に免許が交付。2004年にJRAへ移籍し通算911勝(うち重賞34勝)を挙げた名手は史上初めて地方所属騎手がJRAへ移籍〜再び地方へ戻るケースとなる。20年ぶりの古巣復帰にあたり「年齢が年齢なので、一年一年が勝負。ファンの皆さんも昔の僕の姿を思い描いていると思う。そのことを覚悟して臨みたい」と、大好きな酒も断ち万全の体調を整えている。
地方通算3440勝(うち重賞75勝)。松本幸は「もともとすごいジョッキーだと知っていますし、JRAでの騎乗も見ていました。僕が一番のファンかも。(復帰は)ほかの騎手にとってもいい刺激になると思います」とうなずく。これを受けて、
小牧太は「皆さんの望むプレーを見せて、勝つことで盛り上がってくれれば」と多くのファンの来場を呼びかけた。
「お盆シリーズ」は14日に阪神前監督の矢野燿大氏、15日は元JRA騎手の勝浦正樹氏と細江純子さんが来場するなど趣向を凝らしたイ
ベントを用意。ナイターの16日は重賞の摂津盃もあり、
園田競馬場は連日、大きな盛り上がりを見せそうだ。
提供:デイリースポーツ