「
関屋記念・G3」(11日、新潟)
マイラーとしての真価を発揮する舞台が整った。水無月Sでオープン入りした
ジュンブロッサムが、勢いのまま初の重賞タイトルを狙う。
3歳時に
神戸新聞杯4着などの実績がありながら、昨夏にマイル路線へと本格的にかじを切った。「クラシックを意識して長い距離を使っていましたが、本質はマイラーだと思います。徐々に戻すような作業をしてきました」と大江助手。マイル転向後は3戦連続で上がり3F32秒台をマークするなど極上の切れ味を見せる。
2走前の
石清水Sこそ重馬場を気にして5着に敗れたが、良馬場だった前走の水無月Sは楽勝。直線早めに先頭に立ち、後続に3馬身差をつける鮮やかな勝ちっぷりだった。
素質の高さを認めるが故に、陣営の求めるレベルは高い。「レース後に川田騎手がもっと良くなると話していましたが、それはわれわれも感じています。今回は動きも前回からもう一つ良くなっていますし、
バランスもしっかりしてきている」と大江助手は上昇気配を強調する。
1週前には栗東CWで6F81秒1-36秒5-11秒1。仕掛けられてからの反応、ラストの伸び脚は目を引いた。友道師は「暑さも全然気にせず状態も動きもいい。もともと期待していた馬。良馬場なら重賞でも」と大いに期待した。
提供:デイリースポーツ