父に5年ぶりのタイトルを届けるか。
キングヘイロー産駒の
リフレーミング(牡6、栗東・
鮫島一歩厩舎)が、
小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
リフレーミングは
父キングヘイロー、
母ヒーリング、母の父
バトルプランの血統。ここまで28戦5勝。3勝クラスで惜敗が続いていたが、4走前の
湾岸Sで2年1カ月ぶりの勝利を手にした。続く
福島民報杯でも鮮やかな直線一気を決めて、あっさりとオープン初勝利。前々走の
新潟大賞典、前走の
七夕賞はともに5着だったが、しっかりと脚を使っていたので、決して悪い内容ではなかった。今回の舞台となる中京芝2000mは、下級条件時代ではあるものの、2勝を挙げているので相性良し。何より3戦2勝、3着1回と手の内に入れている
川田将雅騎手の手綱とあって、期待は膨らむばかりだ。
血統面でも要注目となる。
キングヘイロー産駒はこれまで
JRA重賞を14勝。しかし、19年の
北九州記念を
ダイメイプリンセスが制して以降は16連敗中なのだ。
JRAに残る産駒は
リフレーミング、
ヴィジョンオブラヴ、
デストロイの3頭のみ。現役の稼ぎ頭が、天国の父に吉報を届けられるか。自慢の末脚で鮮やかな差し切りを見せてほしい。