「第21回
スパーキングサマーカップ」が
川崎競馬場で行われた。3番人気
フォーヴィスムが直線で差し切り優勝、重賞初制覇を決めた。
同馬と2着
アランバローズに「第35回
テレ玉杯オーバルスプリント」(Jpn3、9月18日、浦和)と「第71回
日本テレビ盃」(Jpn2、9月25日、船橋)への優先出走権が与えられた。
これぞ直線一気。胸のすくような末脚でゴールを駆け抜け、鞍上・吉原の右手が高々と上がった。
スタートからハナを奪った
アランバローズがペースを落とさず逃げて向正面では後続を5馬身引き離していた。
それを7番手から追走。10馬身以上あった差を3コーナー手前から動いて徐々に詰める。4コーナーを回ったところで4番手。そこから直線外に持ち出すとステッキを繰り出した。残り100メートルから右で連打すると、まとめてかわし去った。
「悲願の重賞タイトルを獲れて凄くうれしい。この馬向きの展開になっていたし、しっかり追えば届くと思っていた。これから先が楽しみになった」と吉原は喜色満面。
「この中間、夏負けの感じが出たこともあったので今後は休養。秋から始動したい」と内田師。
パワーアップを図って、さらなる高みを目指すつもりだ。
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フォーヴィスム 父
ドゥラメンテ 母アートプリンセス(母の
父オフィサー) 牡6歳 川崎・
内田勝義厩舎 馬主・キャロット
ファーム 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績20戦6勝(南関東6戦2勝) 総獲得賞金9542万9000円。
スポニチ