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【関屋記念】プレサージュリフト 紅一点Vだ 3頭併せ真ん中で活気注入 太田助手「調教を消化できている」

デイリースポーツ
  • 2024年08月08日(木) 06時00分
 「関屋記念・G3」(11日、新潟)

 メンバー唯一の牝馬プレサージュリフトが7日、美浦Wの3頭併せで軽快な動きを披露。暑さにへこたれることなく、直線は2頭に挟まれる形ながら活気あふれるフットワークを繰り出した。前走で久々Vを飾った勢いそのままに、重賞V2へと突き進む。栗東坂路では、アーリントンC覇者ディスペランツァが古馬狩りへ好ムードを漂わせた。

 紅一点の動きに熱視線が注がれた。開門直後の午前5時に美浦Wへ登場したプレサージュリフト。僚馬を前後に置く形で発進すると、道中の折り合いもピタリ。直線は3頭併せの真ん中に入り、手綱をガチッと押さえたまま活気あふれるフットワークを繰り出す。クライスレリアーナ(2歳未勝利)、キングズブレス(3歳1勝クラス)と併入して5F67秒8-38秒7-11秒7を計時した。

 太田助手は「先週、長め(7F)からやったので今週は5Fから。後ろの馬に来られるとしっかり反応したし、最後までポジティブに走れていましたね」とうなずく。連日の暑さにもへこたれず、7月10日の入厩から計6本の追い切りを重ねてきた。「夏は硬くなりやすいので、そのあたりを気にしながらの調整。しっかり調教を消化できています」と目を細めた。

 前走のメイSで、22年デイリー杯クイーンC以来2年3カ月ぶりのVを決めた。仕上げ人も「牡馬相手に(実質)トップハンデを背負って、よく頑張りましたね。今度は千八から千六に変わるので、うまく距離にアジャストできれば」と連勝のイメージを膨らませた。

 木村厩舎にとっては18年プリモシーン、23年アヴェラーレで2勝を挙げる好相性レース。今年は連覇も懸かる。「新潟のマイルはゆったり流れることが多いので、ゲートを決めていい位置から行ければ」。“夏は牝馬”の格言通り、復調を果たした5歳牝馬が真夏の越後で躍動する。

提供:デイリースポーツ

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