スマートフォン版へ

武豊騎手は“札幌記念男” 騎手別で最多の8勝と相性良し

  • 2024年08月13日(火) 18時30分
 武豊騎手札幌記念で騎手別最多の8勝を挙げている。これは武豊騎手の重賞別勝利数で見ても、京都大賞典の9勝に次いで2位タイの数字だ。そこで今回は過去の印象的なレースを振り返りたい。

 最初の勝利はGIII時代の93年だった。パートナーは1番人気のナリタチカラ。道中は中団後ろに待機したが、勝負所で差を詰めて直線へ。残り100mで先頭に立つと、追ってきたヒットザマークをクビ差抑えてゴール。前々走の新潟大賞典、前走の阪急杯がともに3着と、重賞であと一歩の競馬が続いていたパートナーを見事、初タイトルに導いた。ちなみにこれは武豊騎手の札幌重賞初制覇でもあった。

 97年と98年は名牝エアグルーヴとのコンビで沸かせた。97年は単勝1.8倍の1番人気に推され、エリモシックに2馬身半差の完勝。そして翌98年は天皇賞馬の金看板を得ての参戦。道中は大逃げを打ったサイレントハンターから10馬身ほど離れた中団を追走。徐々に差を詰めると、残り100mで先頭に立ち、終わってみれば3馬身差の圧勝だった。ちなみに札幌記念を連覇した馬はエアグルーヴが最後となっている。

 そして直近の勝利は13年のトウケイヘイローだ。この年は札幌競馬場のスタンド改築工事のため、函館がロングラン開催となって極度に荒れた馬場に。それに加えて重馬場という、実にタフなコンディションでのレースだった。そんな中、トウケイヘイローは速めのラップで逃げ、勝負所で後続との差を開く。4角ではセーフティーリードを取り、2着のアスカクリチャンに6馬身差の楽勝。馬場を読んだ、武豊騎手の好リードが光るレースだった。

 今年は21年の日本ダービー馬、シャフリヤールで参戦予定の武豊騎手。11年ぶりの9勝目となるか、その手綱捌きに期待が高まる。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す