JRAは10日、デビュー3年目の角田大河騎手=栗東・石橋=が死去したことを発表した。21歳だった。
死因や亡くなった際の状況など詳細について、JRAは「ご遺族の意向により回答は差し控えさせていただきます」と説明。発表が10日になったことには、「きのう(9日)の夜、ご家族から連絡があって、このタイミングになった」と回答した。
8月1日に角田大河騎手自らが運転する自動車で函館競馬場の馬場内に侵入。事案後の対応、様子については「8月2日の午前10時に函館競馬場で前夜の行動に関する事情聴取をしました。反省している様子であり、聴取に素直に応じていました」とした。JRAの聴取が威圧的であったり、厳しい内容ではなかったかという点には、「あくまでも事実確認を行ったものであり、そのようなことはありません」と説明。時間にして15分程度のものだったという。
その後、裁定委員会に送付されることが決定。2日午後に本人に通知すべく、連絡を試みたが、本人と連絡が取れなかったため、通知ができなかった。JRAは「所属の石橋調教師には裁定委員会になりましたと伝えて、広報発表についても了解をいただいた上で16時に発表した」と説明した。同乗者などについては「可能な範囲で調査したなかでは、飲酒の事実は確認できていません。同乗者については個人情報保護の観点から回答は差し控えさせていただきます」とした。
裁定委員会の開催については未定。葬儀の予定もJRAとしては「承知していない」とした。喪章やけん花、記帳も現時点で予定はしていないという。
提供:デイリースポーツ