競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
「競走時間帯の拡大」が導入された第2回新潟開催が終了。あき時間をどう過ごすかはそれぞれだったと思いますが、皆さまはいかがでしたでしょうか? 筆者は散歩をしたり、札幌のレースを見たり、仮眠を取ったりと自分なりの過ごし方を見つけたつもりです。ただ、やはり帰りは体がしんどくなるので、日曜は新潟に宿泊して翌朝帰途につきました。中年男性の体にはこれくらいがやさしいと思います(笑)。今週からは中京開催が始まりますが、こちらもかなり暑くなることが予想されます。人間の動きに課題は残るものの、馬にとっては成功と言って良かったと感じる今回の試み。来年以降はどういう形となるのか注目したいですね。
さて先週の振り返りですが、新潟、札幌の新馬戦は全て関西馬が勝利。関東勢としては残念ですが、仕方ありません。こちらの情報は関西担当にお任せするとしましょう。3日の新潟未勝利戦(芝1600m)は
アルレッキーノ(牡、国枝)が単勝1・1倍の支持に応えて勝利を収めました。新馬戦こそ
クロワデュノール(牡、斉藤崇)に敗れましたが、さすがは
オークス馬
チェルヴィニアを姉に持つ良血馬。強かったですね。姉も新馬戦では敗れたものの、その後に
オークスを制していますし、今後の活躍に期待したいところです。
3日の札幌未勝利戦(芝1500m)は
メイケイエールの全弟
ソロモン(牡、堀)が勝利。レースぶりは姉とは違いますが、2戦目で勝利を収めてくれました。もっと素軽さが出てくるとさらに良くなりそうですね。
7月14日の福島新馬戦(芝1800m)を勝った
ホウオウガイア(牝、大竹)は
札幌2歳S(31日・札幌、芝1800m)を目標に函館に入厩しました。いい勝ち方をしていましたし、重賞挑戦でどんな走りをするか楽しみですね。
チェンジオブハート(牡、田中博、父
ハービンジャー、
母ウーマンズハート)は師の期待が大きい一頭。18日の新潟芝1800mを戸崎圭でデビュー予定です。新潟2歳Sを勝った母同様に外回りは合いそうな印象だけに、その走りを楽しみにしたいですね。
さて、ここからG1に羽ばたく馬も多数輩出しているのが新潟2歳S(25日・新潟、芝1600m)。現時点で予定している馬をおさらいしておきます。
キタノクニカラ(牝、小島)
ケイテンアイジン(牡、谷)
コートアリシアン(牝、伊藤大)
コスモキャバリエ(牡、高木)
ジョリーレーヌ(牝、大竹)
スターウェーブ(牡、武井)
トータルクラリティ(牡、池添)
プロクレイア(牝、小林)
マジカルフェアリー(牝、寺島)
なかなか楽しみなメンバーがそろいそうですね。いい勝ち方をしている馬も多く、ここで結果を残せば先々まで期待できそう。レースが待ち遠しいです。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ