史上4頭目の偉業に挑戦だ。GII・3勝の実績を誇る
プログノーシス(牡6、栗東・
中内田充正厩舎)が、
札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)で連覇を狙う。
プログノーシスは
父ディープインパクト、
母ヴェルダ、母
Observatoryの血統。ここまで14戦7勝。体質が弱いため、デビューから休み休みのローテーションとなって出世が遅れたが、昨年の
金鯱賞で重賞初制覇。その後も
札幌記念を4馬身差、今年の
金鯱賞を5馬身差で圧勝している。GIではクイーンエリザベスII世Cで2年続けて
ロマンチックウォリアーの2着になるなど、見えない壁に跳ね返されているが、現役屈指の中距離馬であることは間違いない。
これまで
札幌記念を連覇した馬は68&69年の
マーチス、82&83年の
オーバーレインボー、97&98年の
エアグルーヴの3頭のみ。84年の
グレード制導入以降に限ると、前年覇者は12頭が挑んで [1-1-1-9]だから、相当な苦戦を強いられている。
プログノーシスは逆風データを跳ね返すことができるか。昨年の好リードが印象的だった主戦・
川田将雅騎手の手綱も大きなポイントとなりそうだ。