現地時間11日、フランス・
ドーヴィル競馬場で
ジャックルマロワ賞(3歳上牡牝・仏G1・芝直1600m)が7頭立てで行われ、道中3番手から運んだS.デソウサ騎手騎乗の1番人気
チャーリン(
Charyn、牡4、英・R.ヴェリアン厩舎)が勝負どころから力強く抜け出し、後続に3馬身差を付ける圧勝でクイーンアンS(英G1)に続く重賞連勝を飾った。
2着には
メトロポリタン(
Metropolitan、牡3、仏・M.バラッティ厩舎)が入線。3連覇を狙った
インスパイラル(
Inspiral、牝5、英・J&T.ゴスデン厩舎)は、2着馬からアタマ差の3着に終わった。
勝った
チャーリンは父
Dark Angel、
母Futoon、母の父
Kodiacの血統の愛国産馬。2歳時のクリテリウムド
メゾンラフィット(仏G2)で重賞初制覇を飾り、3歳シーズンは少々伸び悩んだものの、古馬になった今年はbet365マイル(英G2)、クイーンアンS(英G1)、
ジャックルマロワ賞(仏G1)と3つのタイトルを手にしている。通算成績は16戦6勝(うち重賞4勝)。
◆
ジャックルマロワ賞98年に
タイキシャトルが制したことでも知られる仏マイル路線の最高峰。
キングマンや
マクフィ、ドバウィなど、日本でもなじみ深い馬が勝ち馬に名を連ねる。22年には
バスラットレオンが出走して7着だった。