「
札幌記念・G2」(18日、札幌)
衝撃のパフォーマンスから1年。ますます力をつけた昨年覇者
プログノーシスが、満を持して連覇を狙う。
6歳となった
ディープインパクト産駒だが、衰えるどころか勢い盛ん。昨年と同様の臨戦過程だが、中身は濃い。2走前の
金鯱賞は陣営が本調子ではなかったと指摘する中でも、5馬身差で
菊花賞馬をねじ伏せ連覇達成。前走のクイーンエリザベス2世Cは2年連続で2着も、スタートで出遅れながらも道中で強気に押し上げていき、その後
安田記念を制した
ロマンチックウォリアーを首差まで追い詰めた。「悔しい結果でしたが、着差を見てもこの馬の実力を示せたレースです」と福永助手。負けて強しの中身で、G1タイトルに手が届く力を改めて証明した。
7月半ばに宮城県の山元トレセンから帰厩すると、栗東CWでの1週前追い切りが圧巻だった。
西谷誠(レースは川田)がまたがり、序盤は折り合い重視で運ぶと、強めに追われた直線はス
トライドを大きく伸ばして鋭伸。6F83秒8-37秒3-11秒0をマークして好気配を伝えた。
福永助手は「いつも通りの調整で順調に乗り込めています。去年と同じローテーション、同じ調整過程。今年も好結果が得られるようにいい状態に仕上げたいです」と仕上がりに抜かりはなし。得意舞台で結果を残し、秋のG1戦線へ堂々と乗り込む。
西谷誠を背に栗東CWで6F83秒8-37秒3-11秒0(強め)を計時。香港遠征明けになるが、帰厩後は丹念に乗り込まれてきた。この日は迫力満点の動きで、1日にもCWで追って上々の伸び脚を発揮。態勢はほぼ整っている。
提供:デイリースポーツ