「
CBC賞・G3」(18日、中京)
勢いは止められない。葵S、
北九州記念とス
プリント重賞で圧巻のパフォーマンスを見せつけている
ピューロマジックが、ここも快速発揮でG3・3連勝へ突き進む。
北九州記念でもスタートを決めていつものようにハナへ。道中は自分のリズムを保って運び、直線は後続を振り切って古馬との初対決を制した。安田師は「よく逃げ切ってくれました。前走は他の馬の泣き声に少しびっくりしたのか、そこからイレ込んでなかった。そういう
イレギュラーなことはありましたが、それがなくても京都とかより回りやすかったかと思います」と振り返る。
気性的な難しさはあるものの、心身ともに成長がうかがえる。8日の1週前追い切りは栗東CWを馬なりで6F83秒4-37秒7-12秒0をマーク。「競馬では限界があるかとは思いますけど、普段の調教では我慢をしようとしているんだろうなというのがうかがえますし、こちらの伝えたいことを受け入れようとしてくれています」と確かな変化を感じ取っている。
これまで芝6F戦では、〈4・2・0・0〉と抜群の安定感を誇っているが、指揮官は「現状はスピードが良さですが、どこまで通用するか、また求められるものもこれから変わってくると思います。いろいろ走りのテクニックを身に付けていかないといけないと思います」とさらなるレベルアップを目指すつもりだ。秋のG1戦線へ向け、まずは夏の快速女王の座を大きく引き寄せる。
提供:デイリースポーツ