待望の復活Vとなるか。一昨年の
皐月賞馬の
ジオグリフ(牡5、美浦・
木村哲也厩舎)が、
札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)で重賞3勝目を狙う。
ジオグリフは父
ドレフォン、
母アロマティコ、母の
父キングカメハメハの血統。母は14年の
巴賞の勝ち馬。惜しくも重賞には手が届かなかったが、12年の
秋華賞と13年の
エリザベス女王杯が3着、14年の
クイーンSが2着だった。また、近親には
アルバートや
インティライミ、
サンバレンティンや
プレミアムボックスなどの活躍馬が並ぶ。
ここまで16戦3勝。デビュー2連勝で
札幌2歳Sを制覇。
朝日杯FSは5着、
共同通信杯は2着だったが、
皐月賞で
イクイノックスや
ドウデュースを下し、GI初制覇を果たした。しかしその後は11連敗中。昨年はダート中心のローテーションが組まれ、サウジCの4着が最高着順。今年は芝に再転向し、
中山記念が3着、
大阪杯が5着、
安田記念が6着だから、大崩れこそないものの、ワンパンチ足りない成績となっている。
今回の舞台となる札幌では、距離こそ200m違うものの
札幌2歳Sを制している。
皐月賞馬だから当然、2000mも問題なし。昨年の札幌リーディング・
横山武史騎手を新たなパートナーに迎え、待ちに待った3つ目のタイトル奪取といきたい。