必勝を誓う一戦だ。
ジャスティンスカイは前走後に短期放牧を挟み、栗東に早め入厩。そこから入念に本数を重ねてきた。3週前の7月25日にはCWコースで6F81秒2〜ラスト1F11秒7。ハツラツとした動きを見せた。2週前は坂路で4F51秒2の猛時計。より鍛えられた印象を受ける。
4番人気に支持された前走の函館ス
プリントSは陣営にとって肩透かしの結果に終わった。友道師は「競馬をさせてもらえなかったですね。函館の小回りで外めの枠。しかも開幕週ではさすがに厳しかった」と無念そうに話す。極端に出遅れたわけではないが、内の速い馬がポジションを取りに動く流れ。道中で置かれ気味になった。4角では大外を回らされるロスもあって10着。見直しは利く。今回は6F戦に転じて3戦目。前走の敗戦も糧にして、巻き返しに燃える。
前々走の鞍馬Sが初距離とは思えない好内容だった。大外枠で終始外を回る競馬だったが、先行3頭をあっさりねじ伏せて1分6秒9の好時計でV。指揮官は「広いコースの方がこの馬には合っています。今のところ暑さも大丈夫。前々走ぐらいの位置で競馬できれば」と見通しを語った。
このレースで3着だった
カリボールが7月に
福島テレビオープン勝ち。2着
プルパレイも先週札幌のUHB賞を制した。レースレベルの裏付けも十分。血にも勢いあり。全弟
サトノカルナバルは7月に
函館2歳Sを制した。今度は兄が奮起する番。真価を問う一戦に正面から切り込み、G1
スプリンターズS(9月29日、中山)へ。大空に向けて羽ばたく。
スポニチ