3歳限定重賞「第58回
黒潮盃」が14日、
大井競馬場で行われ、単勝1・1倍の圧倒的支持を集めた
ダテノショウグンが直線抜け出し優勝。デビュー以来無傷の7連勝で2つ目の重賞タイトルをもぎ取った。同馬と2着
シシュフォスに「第26回
ジャパンダートクラシック」(Jpn1、10月2日、大井)への優先出走権が与えられた。
ファンを驚かせたのがスタート直後。「ゲートの中で気負ってタイミングが遅れた」と御神本。後方2番手からの追走となったが鞍上は慌てなかった。じっくり脚をため2コーナーを回るがペースが上がらない。御神本は腹をくくって向正面で捲った。3コーナーで3番手の外につけると直線でGO
サイン。抜け出すと残り100メートル手前で右ステッキ1発。そこで一気に突き放しゴールでは3馬身半差をつけていた。
出遅れ→捲り→突き放すチグハグなレースぶりだったが「改めて力があるところを見せてくれたレースだった。無事なら次は権利を獲ったJpn1に向けて調整したい」と森下師。人気に応えホッとした表情を見せ、秋の
ビッグタイトル獲りへ視線を向けていた。
◆
ダテノショウグン 父
バンブーエール 母ウートゥルメール(母の
父マンハッタンカフェ) 牡3歳 大井・
森下淳平厩舎 馬主・鈴木雅俊氏 生産者・北海道浦河町の大北牧場 戦績7戦7勝 総獲得賞金5920万円。
スポニチ