函館滞在の
シャフリヤールも元気いっぱい。Wコース併せ馬でしっかり負荷をかけた。貫禄のダービー馬が北の大地で完全復活の雄叫びを上げるか。
貫禄の動きを見せた。G1・2勝
シャフリヤールは北村友(レースは
武豊)を背に函館Wコースで僚馬
ハワイアンアイコン(3歳未勝利)と併せ馬。雨の影響で不良馬場と走りづらいコンディションではあったが、大きく追走する形から外めを通って徐々に差を詰める。直線は余力を残したまま僚馬を1馬身半かわして、馬なりで5F69秒0〜1F13秒1をマークした。先月31日の2週前追い(函館Wコース4F55秒3〜1F13秒5)にも騎乗した北村友は「2週前と比較すると当たり前ですが、全体的に良くなっていると感じました」と良化を強調した。
やや重で行われた昨年の
札幌記念は勝負どころでズルズル後退して11着に敗れた。レース後、喉頭蓋(こうとうがい)
エントラップメントの手術を受けた。藤原和助手は「昨年は道悪うんぬんではなく、喉の影響が一番大きかった。敗因は分かっている」ときっぱり。悲観はしていない。過去、G1・6勝
グランアレグリアも発症したことがある症例で同馬は手術後に21年
天皇賞・秋3着、ラストランの
マイルCSで有終の美を飾った。
シャフリヤールも復帰戦の米G1
BCターフで3着に入り、前々走の
有馬記念が5着と健闘。22年1着、昨年5着に続く参戦だった3月
ドバイシーマクラシックは地元の勝ち馬
レベルスロマンスこそ強かったが道中3番手から脚を伸ばし、日本馬最先着の2着と存在感を示した。藤原和助手は「(喉が)治ってからは着順が良くなっている。6歳なので大きな成長はないけどその分、たくさん経験を積んでいる」とキャリアの強みを強調した。
21年ダービーと22年
ドバイシーマクラシックを勝って、出走馬で唯一のG1・2勝と実績が光る。「元々、力がある馬。良馬場でやりたい。展開次第やね」。昨年より順調に調整を進めたダービー馬がレジェンド
武豊との新タッグで完全復活を狙う。
《日曜札幌メインは任せろ!》日曜の札幌メインは
武豊にお任せあれ。今夏は札幌4週で2勝、2着2回とオール連対続行中だ。開幕週の
しらかばSを
ゾンニッヒで勝利。2週目
クイーンSは
ボンドガールで惜しい2着だった。先々週の
エルムSはテン乗りの
ドゥラエレーデで連対。先週のUHB賞は
プルパレイを鮮やかにVへエスコートした。今週もレジェンドの手綱さばきから目が離せない。
スポニチ