「ベテランジョッキー、強い!」。たたき合いの末、2着に敗れたルメールがさけぶ。18日の新潟10R・
阿賀野川特別は、
柴田善臣騎手(58)=美浦・フリー=が騎乗した
ピースワンデュック(牡3歳、美浦・大竹)が差し切って3連勝を決めた。柴田善は自身が持つJRA最年長勝利記録を58歳0か月20日に更新した。
逃げて連勝していた馬だが、この日は出遅れて5番手からの追走に。それでも直線は上がり最速の34秒5の末脚を繰り出し、1番人気馬との競り合いを鼻差で制した。柴田善は「調教後とかヤンチャなことをした後でもケロッとしている。能力が高い。距離は延びた方がいいね。勝ったことで大きな目標ができたのはよかった」と笑顔。7月30日の誕生日で58歳になってからは初勝利。大粒の汗を流しながら「トレーニングをし直さないと」と気を引き締めていた。
思い入れのある
グレーターロンドン産駒でのVに、大竹師は「収穫のある勝ち方。ここまで来たら
菊花賞(10月20日・京都)に行きたい。直行か1戦挟むかは考えます」とラスト1冠挑戦を明言していた。
提供:デイリースポーツ