◆第19回
キーンランドC・G3(8月25日、札幌競馬場・芝1200メートル)
過去10年で3歳馬が【2・3・0・18】と古馬相手にも十分に通用している一戦。今年は2年ぶりに、しかも2頭参戦するが、中でも
エトヴプレ(牝、栗東・
藤岡健一厩舎、父
トゥーダーンホット)が怖い。
先述の3歳馬のデータは牝馬に絞れば【2・0・0・7】で勝率は22・2%。半数以上の5頭が5着以内を確保している。さらに、好走を大きく後押しするのが臨戦過程だ。3歳馬は2021年
レイハリア1着、2022年
ウインマーベル2着と連対圏を確保。2頭に共通していたのが3歳馬同士のス
プリント重賞、
葵Sからの転戦だったことだ。ちなみに
葵Sが2018年に重賞に昇格して以降、このレースからの転戦は他に1頭のみ。非常に相性がいいローテと言える。
出来もいい。1週前には
藤岡佑介騎手=栗東・フリー=が函館に駆けつけ、力強い伸び脚で併走馬を一気に突き放した。「体調自体は、1週前としては十分だと思います。ちょっと(体に)余裕があるので、加減なくやれて、これで上がってくるようになると思う」と鞍上も好感触。軽量53キロも追い風に、粘り込んでもおかしくない。(山本 武志)
スポーツ報知