現地時間18日、フランス・
ドーヴィル競馬場でモルニー賞(2歳牡牝・仏G1・芝1200m)が行われ、道中早め先頭に立った1番人気の
ホイッスルジャケット(
Whistlejacket、牡2、愛・A.オブライエン厩舎)がそのまま押し切り1着。同馬の手綱を執ったR.ムーア騎手は、通算G1・200勝に到達した。
ムーア騎手は83年生まれ。00年に障害騎手としてデビューし、02年に平地初勝利を挙げる。コツコツと実績を積み、06年
英インターナショナルSで
ノットナウケイト(
Notnowcato)に騎乗してG1初制覇を飾ると、同年は182勝で英国リーディングを獲得。以降、
凱旋門賞や
キングジョージVI世&
クイーンエリザベスS、英ダービーなど、数多くのビッグレースを制し、欧州トップジョッキーの座に君臨している。
日本での騎乗機会も多い。04年
京王杯SCの
フィートソーファストで
JRA初騎乗。
スノーフェアリーとのコンビで10年、11年の
エリザベス女王杯を連覇したほか、
ジェンティルドンナや
モーリス、
ゴールドドリームなどの手綱を執り、これまでGI・9勝を含む
JRA通算143勝を挙げている。